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開山堂

大法院時代から
臨済寺を移築後
1世紀をを静かに
眺めてきた、
役(えん)の行者さま

明治五年、比叡山延暦寺に帰属した大法院住職秀圓和尚を師といただく 秀教上人。
大分市上野にある円寿寺の住職、圀領豪舜和尚について修行しました。その後、修験行者崇拝の厄よけ不動尊像を奉安し、 全国各地を遊行。苦修練行を重ね、生誕地尼ヶ瀬大法院に帰山。
地蔵菩薩の霊告によって、小高き丘の上に大法院を移築することを発願。

当時尼ヶ瀬の地、水難多く、その対策の為にも移築を決意。広く世間の信者に呼びかけ、その協力支援を得て、明治二十四年早春現在地に移築。
かつて「金竜が遊泳するが如き雲」ただよいし、この小高き丘を「金龍山」と命名。
奇瑞に感得した地蔵菩薩を、ご本尊として勧請(かんじょう)。
「仏の彼岸に衆生を済度する」という断迷開悟、抜苦与楽の仏意から「臨済寺」と改称。
後に昭和十年になって順應大僧正、不動明王の啓示ををいただき、ご本尊を修験伝来の不動明王と改める。
以後、開山感得の地蔵菩薩は、大法院始祖役の行者像と共に、「臨済寺開山佛」として大切に開山堂におまつりされている。

中央におまつりされているのは臨済寺歴代先徳之尊霊
左側には、慈無量院僧正秀教大和尚
右側には、慈無礙光院大僧正順應大和尚

「陽春」 ー吉司 勝次郎
1990年 フランス カーニュ国際美術展 金賞

「臨済寺移築100周年記念大法要に慶讃して謹刻」